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\デンマーク王国大使館後援/ 

子どものWell-being先進国デンマークの授業を体験しよう!

デンマークの教育現場視察を行うEducational Visits Denmark(拠点:デンマーク コペンハーゲン)と、ウェルビーイングやサステイナブルをテーマにしたイベントの企画運営を行う風吹くデザイン(拠点:仙台/東京)が、日本で初めて共催のワークショップを、東京のSHIBAURA HOUSEにて行いました。

デンマークの教育現場で大切にしている「感覚」

初めてのメンバーが集まった空間は、少し緊張感があるものです。

私たちはウォーミングアップに「言葉を使わずに背の順に並んでいく」ゲームをしました。

この狙いは、自分の感覚や体感、雰囲気や態度、また相手のそれを感じたり、分かろうとしたり、発信したりするセンスを大事にすること。

スマホからすぐに情報を得るのが当たり前のことになり、頭の中で分かることはたくさんあります。

そういう時代に、人と人とが同じ空間に居てどう過ごすか、どう感じたり、探り合ったり、時にはズレたり、うまくいかなかったりしながら、その場の軸を創造していくことを大切にしていけたら、とアユミさんは語ってくれました。

デンマークの教育現場では、このように、振る舞いや感覚を忘れないようにしているそうです。

デンマークの大人が心掛けている、子どもへの声がけの仕方

ウォーミングアップの後、6〜13歳くらいの子どもたちはチームに分かれ、マシュマロとパスタを使ったタワーを作りました。

ファシリテーターのアユミさんは完成した作品を前に、

「どのチームの作品が、高いタワーになった?」

「どのチームの作品が、驚いた?」

「どのチームが、小さい年齢なのにすごかった?」

など、一番のチームを一つ決めるのではなく、いくつもの視点を子どもたちに投げかけていきました。

勝ち負けの競争は別の機会であれば良く、物事にはいろんな可能性があり、人によっていろんな考え方があることを、情報や頭の中だけで理解するのではなく、実際の活動の中で体験できるようにしたのです。

大人たちが注目したポイント

今回のワークショップは、子どもたちが行ったゲームや工作が目的ではありませんでした。

大人たちが、子ども一人ひとりの創造性を育んだり、違うものの見方をしたり、新しいアイディアに触れてたりする時に、

どのように子どもへ声をかけるのか?

どのように振り返りをするのか?

に注目をしながら、

お互いの違いを知ったり、違いがあって当たり前という感覚を持って接していく、デンマーク流のエッセンスを体験していただきました。